外国人エンジニアの採用:価値ある投資

DAY1 Global in JAPAN
Calendar 2023-07-27

外国人エンジニアの採用は、現代のビジネスにおいてますます重要な役割を果たしています。グローバル化の進展やテクノロジーの急速な発展により、企業はより多様でグローバルな人材を求めるようになっています。外国人エンジニアは、異なる文化やバックグラウンドを持ちながらも、高い技術力やクリエイティビティを持っていることが特徴です。

また、外国人エンジニアの採用は単なる人材採用に留まらず、企業にとって価値ある投資ともいえます。国際的な視点や異なる経験を持つ人材が組織に入ることで、新しいアイデアや切り口をもたらし、企業の競争力を向上させることができます。

この記事では、外国人エンジニアの採用が日本の企業にとってどのような価値を生み出しているかを紹介していきます!

 

外国人エンジニア採用のコスト

外国人エンジニアを採用するための主なコスト要素は、リクルートメント、リロケーション(引っ越し費用)、ビザ手続き、そして育成・教育に分けられます。これらのコストは国や企業、個々の候補者によって大きく異なりますが、多くの場合これらが共通の要素となっております。

 

日本在住以外の外国人エンジニア採用は、人材紹介会社を経由するパターンが多いです。

その仲介料は企業が採用した人材に支払う年収の約35%と言われているので、もし年収が500万円であれば、人材会社に175万円支払う必要があります。他の成功報酬として、1人入社したら何百万円という固定での支払いもあるので、確保したい人数に応じて要検討する必要があります。

 

現地または日本に来てもらって面接する場合、面接官と学生両方の渡航費がかかるので、ホテル代+宿泊費など1人10ー20万かかることが予想されます。

 

もし企業側がリロケーション費用を負担する場合では、初月の家賃+敷金や礼金などの初期費用で1人30万くらいかかります。

 

150万+50万+30万+=230万

 

これ以外にもビザ申請や、日本語教育費などをプラスすると、海外にいる外国人を雇うのに約250〜300万円かかる計算となります。

 

オンライン面接や社宅を完備していたりすると、大幅に費用削減できたりするので、企業によって採用コストが変動します。

 

技術力の向上

多くの日本企業が外国人エンジニアを採用する主要な理由の一つは、彼らが持っている高度な技術力と新たな視点です。たとえば、ソフトバンクは外国人エンジニアの採用により、AIや機械学習といった最先端のテクノロジー分野での開発力を大幅に強化しました。記事でたびたび紹介しているIIT学生など、外国人エンジニアが市場での競争力を高め、事業の成長を加速させることができました。

またソフトバンクは2022年3月29日に外国人労働者採用をする企業に対して、Musubu Connect(ムスブコネクト)」という日本の生活やサポートを提供するサービスを始めました。自社の外国人エンジニア採用のみならず、外国人労働者が住みやすいサービス提供をする背景には、テクノロジー分野の成長を他企業にも享受してほしい思いもあるのかもしれません。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220329-2306772/

 

グローバル市場への展開

外国人エンジニアは、彼らの出身地や経験を通じて、グルーバル市場の理解を深めることができます。これは、日本企業が海外市場へ進出する際の重要なアドバンテージとなります。例えば、2019年に掲載された記事によると、トヨタ南海グループがトヨタ系チャンネルの全拠点にベトナム人エンジニアを1人以上配置し、優秀な社員が将来ベトナム拠点の幹部社員として帰国させるということを考えている。外国人エンジニアを国内で採用し、海外拠点へ送り出すことで、グローバル市場展開を有効的に進めることができます。また、記事で度々紹介しているインド工科大学などの学生は、高い英語力を保持しているので、海外進出で必ず問題となる言語の壁を突破することもできます。

https://www.aba-j.or.jp/info/industry/8518/

 

ダイバーシティとイノベーション

多様な背景を持つチームは、より創造的で、新たな問題解決の方法を見つけることが可能です。日本のテクノロジー大手、楽天は外国人エンジニアを雇用に注力しています。2012年に社内の公用語が英語になり、現在開発部に在籍している半分の方が外国籍です。多くの事業展開をしている楽天は、外国人エンジニア採用によりダイバーシティな環境を作り、新たな価値を生み出している企業の例と言えます。

https://onl.sc/QxxAQMp

 

人材不足の解消

日本国内の技術者不足は長らく問題となっており、外国人エンジニアの採用はこの問題の解決策の一つとなっています。例えば、ソニーは外国人エンジニアの採用を積極的に進めることで、スキルの高いエンジニアを確保し続け、技術力を維持しています。

これらの例から見ても、外国人エンジニアの採用は、日本の企業にとって価値ある投資であることが明確です。それは技術力の向上、グローバル市場への展開、ダイバーシティとイノベーションの強化、人材不足の解消といった形でROIを提供します。外国人エンジニア採用はより広範で多様な才能のプールにアクセスすることで、日本の企業は競争力を高め、持続的な成長を達成を助けています!


インド工科大学の学生や外国人エンジニアの採用にご興味がございましたら、詳細情報やお問い合わせはこちらからお願いいたします。

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